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2007年10月21日 (日)

TBS イブニングニュース 運動能力

Sinchou  07年10月7日にTBSで放送された、

「イブニングニュース」。

そのなかで使用された子どもの「運動能力」の棒グラフ。

身長のグラフの方は、基線がゼロではなく、140(cm)のため

正しい値のグラフになっていない。

男子の20年前の143.6cmと、女子2006年の147.0cmの差が、

3倍もあるかのような(笑)比較する事ができない

変なグラフになっている。

「体重」の基線はゼロとなっているが、

すぐ上の目盛が30(kg)となっており、1目盛は30のはずだが、

2目盛目は、だいぶ幅を空けて、60ではなく、40となっている。

これは基線がゼロではないことを示している。

基線は25(kg)くらいか。よって正しい値のグラフではない。

さらに、目盛の数値もおかしい。男子20年前は37kgだが、

異常に40kgの目盛に近い。他の棒の値も同様。

どうやら目盛の「40」の位置が下にきてしまっているようだ。

上部にうっすらと40の目盛り線が見える。

50msou  さらに「50m走」と「ソフトボール投げ」のグラフ。

50m走のグラフは基線がゼロではない。

しかも、目盛が逆転している。

男子20年前8.74秒は、男子2006年8.89秒より長い棒になっているが、

何を言いたいのかまったく解らない。

強いて言えば、「10秒までの残り時間」だろうか(笑)

さらに、女子の20年前の9.04秒。

目盛を見ると8.5と9.0の間にあり、まったく合っていない。。

女子2006年の9.22秒も同様。8.5と9.0の間にあり、合っていない。

これらは男子20年前とほぼ同じ位置にある事が解る。

恐らく、男子の棒を、コピーしただけではないかと想像できる。

そもそも前述のようにグラフ自体が間違っているが・・・。

出典は「文部科学省調べ」となっている。

※一部内容を修正しました。

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コメント

初めて拝見させてもらいましたけど、とても面白いブログですね
こういうブログが日本にもっと増えればいいのになあ

私も常々疑問に感じておりました。
グラフの悪用は怖いですね。

基準は0でなくても、グラフはokなのでは?
しかし上限の150cmと女子の平均値2006年平均値である147cmとを比較すると明らかにおかしいですね。

省略記号がないおかげで、よくわからないグラフになってますねw
・・・・小学生クラスの間違い。

TBSのグラフの作りかたは適当だなあと思う.
目盛りの割り振りかたとか棒の長さとか確かにね.
でも基準が0でなきゃいけないとか,
50m走のタイムは上から棒を伸ばすべきだ,とか
叩きどころを間違ってますよ.
グラフは別に0からである必要性はないし
グラフの目盛りを逆転したものも全然アリです.

TBSのトリックアート作品は優れているということが
よくわかりました。

これが問題なのは、グラフが事実を視覚的に認識する為ではなく、印象操作するの為の道具としてつかわれている事でしょう。
これが政治問題に関するグラフだったら・・・

テレビ局がこんなことするとは・・・・
これがミスではなく操作だったら大変なことですね。

私もよく社内の文書で意図的にTBSをやる事があります。社内には頭の悪い人が多いのでよく引っかかってくれて、仕事がスムーズに行く事が多いのでしょっちゅうやってます。

TBSのグラフの作り方には勉強させられるところが多いのでいつも参考にしています。

たくさんのコメントありがとうございます。管理人です。
台風さんへ。
グラフの基線はゼロでなくてもいいのでは?とのことですが、
たしかに折れ線グラフ等の推移を見るグラフでは基線をゼロに
する必要はありません。例えばヒトの体温の推移など、下限を34℃、上限を45℃などとして、その範囲内で値が変化するというものがありますね。しかし、棒グラフの基線は必ずゼロでなければいけません。また、原則、途中で省略などもしてはいけません。例えばりんごを2個重ねたものと、4個重ねたものを比較した時、視覚的に4個のほうが2個の2倍あるとわかります。そこで、両方の一番下にある1個ずつを何かで覆って隠してしまいます。(基線を0から1にする)すると見た目は1個と3個に見えます。
3個の方は1個の3倍になってしまいます。
いくら目盛で2個です4個ですと言っても、「見た目」で1個と3個になっていては棒グラフとしての機能・価値はありません。
基線をゼロにしないと、私達見る側はグラフの棒が基線の下にどれだけ隠れているのかわかりにくいです。基線の値や省略記号の位置、縦軸の1目盛の間隔を見なければ棒グラフの真の値を読み取れない事になってしまいます。
 グラフはわかりにくい数値の表等を視覚的解りやすくするためのツールです。しかしそれを悪用して変化や効果を大きく見せたりするCM・ニュースなどが横行しています。情報に流されないように確かな目を持った方が賢明だと思います。私が記事にしているのはほんの一部でしょうし・・・。

元資料、文部科学省が公表していました。
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/19/10/07092511.htm
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/19/10/07092511/004.htm

50m走のグラフの縦軸…
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/19/10/07092511/004/001.gif

>元資料、文部科学省が公表していました。
上のキャプチャにも出展が示されていますが・・・
あと、50m女子のグラフは確実に間違えてますね。おそらく、グラフツールなんかを使って作図してないんでしょうね。

discernmentさん
>棒グラフの基線は必ずゼロでなければいけません。
その理屈でも、勝手に三倍変化とか読み取るほうに問題があるかと。身長が20年で3倍も変化!!なんてグラフから読み取る人はまずいません。というか、いてほしくありません。

それはどのグラフに関してもいえること。「3倍だ」と誤解するのは自由ですが、「そんなことありえるか?」と再確認しない人はどの道だめでしょう。

ところで、「基線はゼロでなければならない」の出展はあるのでしょうか?

あとついでに
>文科省がこんな滅茶苦茶なグラフを作るわけは無く
文部科学省が出してるのはあくまでデータであってグラフではないでしょう・・・。この付け足しはデータ自体が捏造であるかのような印象を与えていますよ。

出展といっても、法律で決まってるわけじゃあるまいし・・
論理的にゼロでなければいけない理由はdiscernmentさんがちゃんと説明してるではないですか。棒グラフを使用するのは視覚的な理解を助けるためでしょう?棒と棒の差が実際の差を現していないのならそもそも棒グラフにする意味はないのです。省略記号を使ってはいけない(禁止語で言ってますが誰かが決めたわけではなく論理的に、です。一応)のもそのためでしょう。数字だけ書いたほうがましです。

まずいないとか、いて欲しくないとか、あなたの想像や願望は報道機関の負う責任とはまったく別の話です。

>再確認しない人はどの道だめでしょう。
それ以前に、再確認させるグラフなんてグラフの意味がないですよ。
読み取る方任せのグラフなら書くべきではありません。

それに、そもそも同一対象の異なった時間ごとの量の「変化」を見せるときは折れ線グラフを使うのが普通です。
棒グラフは「量」を見せるのに使うものですから基線を0にしないといけません。省略なんてさば読んでるのと一緒です。

>まずいないとか、いて欲しくないとか、あなたの想像や願望は
願望というか、身長が三倍変化って読み取れるって主張がおかしいということではないかと。

棒グラフに関しては今まであまり気にしてなかったですが、言われてみれば確かにと思いました。

て言うより、こういう?年前との比較ってのは、?年間分のグラフを一緒に出さないと意味が無い気がしますね…。

「文部科学省調べ」というのがとても可笑しかったです。
笑いました。

またまたたくさんのコメントありがとうございます。管理人です。
某掲示板で紹介されたようで当方も緊張いたしております。
名前の無い方、50m走などの元資料の情報ありがとうございます。
最近は調べるのが面倒でサボっていました。すみません。
まさか官庁がグラフを間違っているなんて・・・。
これについてはTBSの責任ではないですね・・。
zzさんnoriさんも補足説明ありがとうございます。
説明下手でお手数おかけしましました^^;

初めまして。
通りすがりの者です。

「グラフで視覚的に表現する」
ことの目的は,
「AはBの○倍です」
というのを視覚的に表すことよりも,
「どこがどこより数値が大きい(小さい)」
というのをわかりやすくすることだと思いますが(もちろん,前者の目的でグラフを使ったほうがいいとは思いますが)。

「AはBの○倍です!」
と文章(言葉)で表現されてるならいざ知らず,
数値も見ずに誤解してしまうのはやはりその人の問題でしょう。

基線を0にしたグラフは,どこに差があるのかわからなくて見づらいと思います。
まぁそんなデータは統計的にも差がないことが多いのでしょうが(でも,こちらのサイトで紹介されてるデータの中には統計的に有意に差があるというのもあると思いますよ。ちなみに,統計が万能だと言いたいわけではありません。悪しからず)。

メディアは数字のために差がないのに差があると主張することがあります。
これは恐らくなくならないのだから,むしろそれらの情報を受け取る側が気をつけるべきでしょう。
ただし,いわゆる5大紙やキー局なんか(たまに官庁も)が適当な図表を使って「ゴミ」情報をたれ流すのは問題ありまくりなので自粛というかやめないとダメでしょう。
週刊誌レベルはまぁ個人的にはどうぞご勝手にって感じです。はっきり言ってもともと信憑性ありませんし。

ん~
通りすがりのくせに駄文長文失礼しました。

連投すみません。


書き忘れましたが、

目盛りどうしの間隔が一定でなかったり
目盛りと数値とが合っていなかったり

なんてのは問題外です。

・・・10000±10 ぐらいの数字を棒グラフで、
みたいなケースは普通にあるのだが、
それを基線ゼロ、省略記号も不可と言われても。

コメントありがとうございます。管理人です。
通りすがりさんへ。
確かに私は倍率とくりかえし言っています。
しかし、数字の大小を比べるならグラフを使わずとも、
表でも十分ではないでしょうか。
棒グラフは数字を比べているのではありません。
「絵」(棒の長さ)を比べているのです。
視覚的に棒を比べてソフトボール投げ「女子は男子の約2/3だ」「20年前より10%下がった」などということを読み取るものだとおもいます。「20年前より4m短くなった」「女子は男子より10m短い」は本質的な事ではありますが、それだけでは変化が伝わりにくいので棒の長さで割合も比べられる棒グラフが使われているのではないでしょうか。

> 「AはBの○倍です!」
>と文章(言葉)で表現されてるならいざ知らず

と、おっしゃっていますが、文章で表現されていなくても、
棒グラフそのものがそういう機能を持ったものなのです。
量の変化が一目でわかるものが棒グラフなのです。


>基線を0にしたグラフは,どこに差があるのかわからなくて見づらいと思います。

 「見づらいから」といって、データを改ざんしてもいいのですか?「差が小さい」と、思うような結果にならなかったと言って、差を大きく見せかけていいのですか??


>まぁそんなデータは統計的にも差がないことが多いのでしょうが(でも,こちらのサイトで紹介されてるデータの中には統計的に有意に差があるというのもあると思いますよ。

 おっしゃっている意味がよくわかりません。
逆ではないですか?差が無い棒グラフだから、基線をゼロにせずに改ざんして、差を大きく見せているのではないですか?
また、「統計的」の意味がわかりません。詳しく教えて欲しいです。


>これは恐らくなくならないのだから,むしろそれらの情報を受け取る側が気をつけるべきでしょう。(中略)
>「ゴミ」情報をたれ流すのは問題ありまくりなので自粛というかやめないとダメでしょう。

・・・いったいどちらなのでしょうか??


>週刊誌レベルはまぁ個人的にはどうぞご勝手にって感じです。

 私は週刊誌については何も述べていませんが・・・。

おはようございます。


レスありがとうございます。
(ちなみに「通りすがり」の3つ目は僕ではありません)


>数字の大小を比べるならグラフを使わずとも、
表でも十分ではないでしょうか。

確かに,比較するのが2個とか3個ならば表でも十分でしょう。
しかしながら,多くを比較したいときには表ではわかりづらいです。


>量の変化が一目でわかるものが棒グラフなのです。

必ずしもそれだけとは限らないでしょう。
実際,かなり多くの学術論文や報告書などでは,グラフで数値の大小を比べ,何倍かは数値自体で見ます(このあたりにはまた統計が関わってくるのですが…)。

棒の長さが「量の変化が一目でわかる」かのように説明しているが実際はそうでないグラフは当然問題だと思いますが。(1)


>「見づらいから」といって、データを改ざんしてもいいのですか?「差が小さい」と、思うような結果にならなかったと言って、差を大きく見せかけていいのですか??
>差が無い棒グラフだから、基線をゼロにせずに改ざんして、差を大きく見せているのではないですか?

基線を0以外にすることがデータの改ざんになるとは思いません。データの改ざんとは数値自体をねつ造することでしょう。

僕は「本当は差が小さいのに差が大きいかのように見せる」ことをよしと言っているのではありません。実際にそのようなグラフが特にテレビであふれており,人々の誤解を招くような報道がなされているのは確かで問題ですが。((1)と同様)
「差が小さい」ことと「差がない」ことは同義ではないのです。「小さいが差があった」という結果が得られたときに,それをわかりやすく示すためにグラフを用います。これは次の統計の話にも関連します。


>「統計的」の意味がわかりません。詳しく教えて欲しいです。

ちょっと僕に時間的余裕がないので説明は省かせていただきます。申し訳ありません。
かなり乱暴に言うならば,「統計的に有意な差がある」とは「『差がある』と(ある程度)客観的に言える。偶然そのようなデータが得られたわけではない」ということです。まぁそんな感じだとお考えください。
「統計的に差がある」とは,統計学を学んだことのない方ならばよくわからないのも仕方ないと思います。
今は資料(ウェブページや書籍など)が思いつきませんが,統計の勉強をされれば僕の言いたいことも少しはわかっていただけるかと思います。


>>これは恐らくなくならないのだから,むしろそれらの情報を受け取る側が気をつけるべきでしょう。(中略)
>>「ゴミ」情報をたれ流すのは問題ありまくりなので自粛というかやめないとダメでしょう。

>・・・いったいどちらなのでしょうか??

つまるところ両方です。
「情報を受け取る側か流す側のどちらか一方が変わらないといけない」ではないのです。一方のみが変わっても意味がありません。
受け取る側は「メディアリテラシー」とか「セレンディピティ」とか(ちなみに2つは似てるけど同じではないです。詳しい説明は省略します)を身につける必要があります。
他方,流す側は無責任な報道をすべきではありません。「メディアの影響力は思っているほど大きくはない」とさまざまな研究で実証されていますが,それでも影響は0ではないのですから。


>私は週刊誌については何も述べていませんが・・・。

上で5大紙やキー局に触れたので言及しただけです。たいして意味はありません。
書き方がよくなかったですね。すみません。


メディアとかいろんなものにまで話がふくらんでしまいましたが,最初に言いたかったのは「別に基線は0でなくてもいいでしょ」ってことです。基線が0というだけで無条件に問題あるグラフだとおっしゃってるような印象を受けましたので(実際そのようにおっしゃってるんだと思いますが)。


徹夜明けで頭が働いていないこともあって,きちんとお答えできていない部分もあるかと思います。そうした点にはお手数ですがまたご指摘していただければお答えします。

通りすがりさんコメントありがとうございます。
徹夜ご苦労様です。
統計学を学んだ通りすがりさんなら必ずご理解していただけると思っていますので、いまいちど反論させてください。

>基線を0以外にすることがデータの改ざんになるとは思いません。データの改ざんとは数値自体をねつ造することでしょう。
(中略)
>最初に言いたかったのは「別に基線は0でなくてもいいでしょ」ってことです。


私が言いたいのは「棒グラフの棒を変化させたら数値データを改ざんしたのと同じでしょ(視覚的に優れているのでさらに悪い)」ということと、
「基線は必ずゼロでなければ、棒の長さを全て表示していないのだから(上部の変化が大きい部分のみをとりあげている)、データの改ざんでしょう」と言う事です。

通りすがりさんは、元の数値データが改ざんされていないのだから、改ざんではないとおっしゃていますが、棒グラフの棒は「数値そのもの」なので、長さを短くしたり、長くしたり、隠したり、省略してしまってはいけません。
棒の長さを変化させる(基線をゼロ以外にすると棒の長さが変わる)とは、もとの数値データを改ざんしたのと同じ事です。
いくら目盛で数値と一緒ですと言っても、割合が変わってしまうので、もう棒と棒を比較する事はできなくなります。
グラフを見る側は、目盛を見て、基線の下に棒がどれくらい隠れているかを想像してから棒グラフをみなければいけなくなります。これを全てのグラフを見た人が行えているでしょうか。通りすがりさんを含めて、「見たまま」を受け止めているのではないでしょうか?
論文などならいざしらず、ニュース等の画面では数秒しか表示されません。
正しい棒グラフなら「見たまま」で正確な情報(数値データ自体の信憑性もありますが)ですが、
基線がゼロで無い棒グラフの場合は、誤った情報を入手することになります。


>「差が小さい」ことと「差がない」ことは同義ではないのです。「小さいが差があった」という結果が得られたときに,それをわかりやすく示すためにグラフを用います。これは次の統計の話にも関連します。

 私が「差が無い・・」と言ったのは、差が小さいと言う意味で言ったのです。文章の流れから解るのではではないですか?
 小さい差があったときにグラフを用いるのですか??
グラフを用いるのは視覚的に解りやすくするためであって、差の大小は関係無いですよね。テスト結果Aが10点、Bが30点、Cが80点などでも棒グラフ化しますよね。

 基線がゼロでなければ無条件で、問題のあるグラフです。
棒が隠れているということは数値データが小さくなったのとおなじで、他の棒との割合が変化し、差が大きく見えてしまうのが問題です。

なんか何度も同じ事を言ってしまっているようですみません・・。
他の記事もご覧になって下さい。
消費者にウソの情報を与えておいて、見抜けないあなた方が悪いのだというのはおかしいと私は思います。
しかし私もこのような事はなくならない気がします。

レスが遅くなり申し訳ありません。


このままでは水かけ論になりそうで少し心配です^^;


まず,(管理人さんも仰ってますが)
「棒グラフは『数値そのもの』だ」
という“思い込み”がおかしいと思うわけです。

もちろん,比較的多くの人が(意識せずとも)「棒グラフの長さ=数値そのもの」と感じており,それを悪用して恣意的に印象を操作しようとする報道が多いことは認めます。そのような悪質な情報を発信するメディアは批判されて当然です。

しかしながら,「基線は0でなければならない」という“思い込み”に縛られてグラフの長所であるわかりやすさを捨ててしまうのは極めて非合理的だと思います。というより,グラフ化する意味がなくなってしまうでしょう。
成人の身長を比較したいと思った場合,100cmよりも低い人がいったい何人いるのでしょう? (実際にどうなのかは知りませんが)20cmよりも低い人など存在しないのではないですか? 「基線は0」と主張する方々は平均も分散も考慮したことがないのでしょう。他のことを考慮しない「基線は0」という主張が席捲したら,世の中の多くの情報はグラフで表せなくなってしまいます(グラフ化しても見づらくて無意味なので)。


>論文などならいざしらず

これは,論文など,人々が数値の確認をする暇があるならば基線は0でなくてもよいということですか?


>私が「差が無い・・」と言ったのは、差が小さいと言う意味で言ったのです。文章の流れから解るのではではないですか?

失礼ですが,管理人さんこそ文章の流れを意識しておられないようです。僕は統計の文脈で「差がない」と「差が小さい」は異なると申しました。
そもそも,管理人さんはデータに差があるか否かをどのようにして判断していらっしゃるのでしょうか? ちゃんとデータ数,平均,分散などを考慮して判断していらっしゃいますか? まぁ元データが公開されていないとその判断もできかねるわけですが…。
(誤解のないように言っておくと,悪質な報道では,差がないのに差があるように見せかけたり,差が小さいのに差が大きいように見せかけたりします。これらは主観的な判断であれ統計的な判断であれ問題です。世のため人のためどんどん批判してください)


>小さい差があったときにグラフを用いるのですか??

失礼しました。これは完全に僕の書き方が悪かったです。
差が大きくとも小さくとも,「差があった」と統計的に判断された場合,どことどこに差があったのかわかりやすくするためにグラフ化します。


う~む,やはり水かけ論になりそうです(汗)
とりあえず,恣意的に印象を操作しようとする(例えば,目盛を省略したことがわからないほど一瞬しかグラフを見せないとか,目盛と数値を合わせないとか,目盛や数値を見せないとか)悪質な発信者がおり,そいつらは批判されて然るべきという意見には全面的に賛成です。

コメントありがとうございます。管理人です。
BBQさんへ。
しつこいようですが反論させていただきます。
これで最後にしようかと・・・。

>成人の身長を比較したいと思った場合,100cmよりも低い人がいったい何人いるのでしょう? (実際にどうなのかは知りませんが)20cmよりも低い人など存在しないのではないですか? 「基線は0」と主張する方々は平均も分散も考慮したことがないのでしょう。他のことを考慮しない「基線は0」という主張が席捲したら,世の中の多くの情報はグラフで表せなくなってしまいます(グラフ化しても見づらくて無意味なので)。


 身長が20センチより低い人は確かにいないと思います。
しかし、それでも基線はゼロでなければいけません。
身長はゼロ(地面)からどのくらいの高さがあるかを比べているのです。100センチを省略して測定を行っても、数値データは正しいデータを得る事ができるでしょう。
しかし、それをそのまま基線を100センチにした棒グラフにしてはいけません。150センチの人と200センチの人を比べたらどうなるでしょう。50センチの差がありますが、棒グラフの下に隠れている100センチ分の棒を想像しないと正しい差を理解できません。棒が表示されている部分はあくまで50センチと100センチであり(目盛が150・200と書いてあっても)、正しい割合の差になっていないからです。
隠れている棒を想像すれば、200センチは150センチの約1.3倍で、「3割くらい差がある」と言う事はわかりますが、出ている部分棒の長さは実際には50と100なのですから2倍で、事実(データ結果)とは異なります。
今回のTBSの身長グラフは140センチが基線となっており、
一つ上の目盛が150センチなので、1目盛は10センチ。
基線140センチの下にはグラフ13個分隠れている事になり
大幅に省略しています。この部分を想像しないと、表示されている部分の本当の差を理解する事はできません。

100センチや20センチの人はいないから、書かなくても良いというのは、上のほうのコメントでも言っているのですが、「折れ線グラフ・曲線グラフ」などの推移をみるグラフならば問題ありません。下限と上限の間で変化するだけなので。
身長は数量?ですので棒グラフがいいですが、どなたかのコメントにもあったように、今回は20年の変化をとりあげているので、87年・88年・・・と時系列での推移として折れ線にするのもアリとは思います。それでも棒グラフの方が適しているとは思いますが。

 平均・分散がどういうものかはわかりませんが、
グラフは小学校で習い、小学生でも作成し、読み取る事ができるものです。世の中に出ているグラフも、小学生で読みとれるものがほとんどだとおもいます。(対数グラフや他の高度なグラフはこのブログではとりあげていません。私がわからないので)専門知識がないと読み取れないグラフなど一般市民には必要無いですし、そのようなグラフならば、マスコミや官公庁などはわれわれに提示すべきではありません。


>>論文などならいざしらず

>これは,論文など,人々が数値の確認をする暇があるならば基線は0でなくてもよいということですか?

いいえ、ちがいます。文書などは受け取る側が間違っているグラフだと確認し、頭の中で隠れている棒を想像して修正する時間があります。まだ正しい情報を受け取れる可能性があるということです。テレビなどでは、数秒しか表示されないので、
「右肩上がりだった」等と言う印象しか受け取れず、間違っているグラフかどうかも確認できない場合がほとんどです。


>そもそも,管理人さんはデータに差があるか否かをどのようにして判断していらっしゃるのでしょうか? ちゃんとデータ数,平均,分散などを考慮して判断していらっしゃいますか? まぁ元データが公開されていないとその判断もできかねるわけですが…。

 データ数・平均・分散がどのようなものなのかは私はわかりません。よって考慮はしていません。しかし、「10と20」、「10と30」のどちらが差がありますか?と聞かれれば、私は引き算ができるので、「10と30」の方と答える事ができます。恐らく小学校低学年でも理解できると思います。専門知識が必要な事でしょうか。
 元データが公開されていないと、差があるかどうかわからないのですか?それは、元データ結果の出し方の信憑性の事をおっしゃっているのでしょうか。
私はデータの集め方や統計のことには触れていません。
たとえ、身長の平均値が、一人のデータのみで作られたとしても、「正しい棒グラフ」は書く事ができます。「正しいデータ」ではないかもしれませんが。私が指摘しているのはあくまで棒グラフです。


>「差があった」と統計的に判断された場合,どことどこに差があったのかわかりやすくするためにグラフ化します。
 
 小学生が、りんごとみかんの数を比べるのに、
統計は必要無い気がしますが・・・。


>とりあえず,恣意的に印象を操作しようとする(例えば,目盛を省略したことがわからないほど一瞬しかグラフを見せないとか,・・・

目盛を省略するのは間違いだとBBQさんはわかっているのですか?ならば、基線をゼロ以外にするのは、グラフ全体の省略だとは思いませんか?

百聞は一見に如かず。
グラフ用紙と鉛筆と定規を用意します。
A君は150センチ。B君は200センチ。
どちらがどれくらい大きいか比べます。
目盛は基線0センチ、上限は220センチ。
10センチごとに目盛をつけます。(22個)
A君とB君の身長分の棒を書きます。

もう一つグラフを書きます。
目盛は基線100センチ、上限は220センチ。
グラフの大きさは前のグラフと同じにします。
同じく10センチごとに目盛をつけます。(12個)
A君とB君の身長の目盛が表示されているところまで棒を書きます。
二つの棒グラフを見比べましょう。同じですか??

BBQさんはわかりやすくなければグラフの意味は無いとおっしゃっていますが、グラフは表などの数値を視覚化した、もともとわかりやすいものです。それを事実を曲げてまでさらにわかりやすくする必要はありません。それは本末転倒というものです。
11歳男子86年143.6センチと06年145.1センチ。差が小さくても結構。それが事実です。大きく見せる必要はありません。同じ年齢の身長の平均が、10センチも20センチもちがっていたら驚きですよ。マスコミはそれが目的なのでしょうけど。

BBQです。
レスが遅くなってしまい申し訳ありません。


>これで最後にしようかと・・・。

そうですか。
残念ですが,お互い暇な身ではないと思うので仕方ありませんね。

最後になるということを念頭に置きながらレスしたいと思います。


管理人さんは「棒グラフ=割合を比較するもの」という信念(?)をお持ちですよね?
一方で僕は「(棒)グラフ=割合を比較することもあるが,数値だけでわかりづらいものをわかりやすくしたもの」という信念を持っています。

今回の議論の種となったのはこの信念の違いです。お互い自分の信念を曲げる気はないようなので水かけ論になってしまっているわけです。したがって,この点に関しては議論してももはや意味がないと僕は思っています。以下,管理人さんのコメントにお答えする形で最後のレスにしたいと思います。


>身長が20センチより低い人は確かにいないと思います。しかし、それでも基線はゼロでなければいけません。(中略)
>想像しないと、表示されている部分の本当の差を理解する事はできません。

信念の違いですね。
僕は省略されていてもそれが普通だと思っているのでまったく問題ありません。「どれぐらいの差なんだろう」と思ったら数値を見ます。

もっとも,数値を確認するのが困難だったり,省略したグラフが差の割合であるかのように主張したりする報道にはお手上げですが。そういうときは「またか」と思ってあきれて終わりです。


>100センチや20センチの人はいないから、書かなくても良いというのは、上のほうのコメントでも言っているのですが、「折れ線グラフ・曲線グラフ」などの推移をみるグラフならば問題ありません。下限と上限の間で変化するだけなので。
身長は数量?ですので棒グラフがいいですが、どなたかのコメントにもあったように、今回は20年の変化をとりあげているので、87年・88年・・・と時系列での推移として折れ線にするのもアリとは思います。それでも棒グラフの方が適しているとは思いますが。

管理人さんは棒グラフにするときと折れ線(曲線)グラフにするときの条件はわかっていらっしゃいますよね?
一般に,横軸にカテゴリカルな(非連続な)変数(e.g., 群)をとるときに棒グラフを用い,横軸に連続的に変化する変数(e.g., 時間)をとって縦軸にとる変数の変化を見るときに折れ線グラフを用います。

これはいいとして,
「折れ線グラフでは下限と上限の間で変化するだけだから縦軸を省略していい」けれど,「棒グラフではダメ」という管理人さんの主張は理解しかねます。
「どれぐらいの差があるのか数値や目盛りを見ずに理解できなければダメ」というのが管理人さんの棒グラフに関する主張ですよね?
それでは,折れ線グラフでは「どれぐらい変化したのか」が数値や目盛りを見なければわからないという事態は問題ないのですか?
実際,縦軸を省略した折れ線グラフを用いて意図的に印象を操作しようとした(と思われる)グラフも存在します(詳しくは失念しましたが)。
管理人さんの主張からすれば,今挙げたグラフは問題なしということになりそうです。
それとも,「棒グラフは縦軸を省略しちゃいかんが,折れ線グラフは省略してもいいんだよ」などといった決まり事でもあるのでしょうか?
僕の認識からすれば,「棒グラフも折れ線グラフも縦軸が省略されてることがあるから,差(変化)の割合を見るときには気をつけなきゃいかんよ」という主張のほうが妥当だと思うのですが。


>平均・分散がどういうものかはわかりませんが、グラフは小学校で習い、小学生でも作成し、読み取る事ができるものです。世の中に出ているグラフも、小学生で読みとれるものがほとんどだとおもいます。(対数グラフや他の高度なグラフはこのブログではとりあげていません。私がわからないので)専門知識がないと読み取れないグラフなど一般市民には必要無いですし、そのようなグラフならば、マスコミや官公庁などはわれわれに提示すべきではありません。

なんと,管理人さんは小学生のレベルまで考えていたのですか。僕はてっきり大人の話をしているものだと思っていました。
確かに小学生も見ることを前提とすれば分散などを考慮しろというのは無理な話ですね。

しかし,官公庁が提示する情報を見る小学生がいますか? 仮にいたとしても,そのような小学生が縦軸の省略されたグラフに騙されるとは思えません。
テレビなどの報道でも,大人と一緒に見ることがほとんどでしょう。一緒にいる大人が教えてあげるべきではないですか?
マスメディアが提示する情報は数字(視聴率など)狙いのものが多いというのはわかりきっています。官公庁が提示する情報でも,自分たちに都合のいいように多少印象操作しようとするだろうことは簡単に想像できます。 ←当然やめていただきたいのですが。
そうしたことを考慮せずに提示されたままの情報を鵜呑みにしてしまうこともまた問題でしょう(小学生に考慮しろと言っているわけではありません,一応。考慮できる頭を持ち,世の中のことも知っている大人も小学生と同じような情報の捉え方をするのが問題だと言っています)。そもそも印象操作はなくならないのですから。


>データ数・平均・分散がどのようなものなのかは私はわかりません。よって考慮はしていません。しかし、「10と20」、「10と30」のどちらが差がありますか?と聞かれれば、私は引き算ができるので、「10と30」の方と答える事ができます。恐らく小学校低学年でも理解できると思います。専門知識が必要な事でしょうか。(中略)
>小学生が、りんごとみかんの数を比べるのに、統計は必要無い気がしますが・・・。

これはもともとの議論からは少しはずれる内容で,僕がつい書き込んでしまったことなのでまぁ仕方ないのですが…,
話がすり替わっています。というか話している次元が違います。例えるなら,管理人さんは1次元の世界で話をしているが,僕は2次元の世界で話をしているといった感じでしょうか。
僕は「10と20の差」と「10と30の差」を比べる話などしていません。管理人さんが推測統計学をお学びになる機会があれば,またお考えになってください。
どちらにしても,本題からは話がそれるのでこのへんで。


>元データが公開されていないと、差があるかどうかわからないのですか?それは、元データ結果の出し方の信憑性の事をおっしゃっているのでしょうか。
私はデータの集め方や統計のことには触れていません。
たとえ、身長の平均値が、一人のデータのみで作られたとしても、「正しい棒グラフ」は書く事ができます。「正しいデータ」ではないかもしれませんが。私が指摘しているのはあくまで棒グラフです。

これも本題から話がそれます。
もともと,なぜ僕が統計の話を持ち出したかといえば,管理人さんが「縦軸を省略したグラフはすべて,差がないのに差があるように見せかけたグラフだ」と主張なさっているように感じたからです。
僕は,「縦軸が省略されたグラフでも,そのすべてが差がないわけではない」と言いたかったのです。悪質な報道には差がないものが多いのでしょうが。
これも推測統計学の話ですので,機会があればお考えください(ざっくり言えば,「差があるかないか,主観的に判断してても説得力ないでしょ」ってことです)。


>目盛を省略するのは間違いだとBBQさんはわかっているのですか?ならば、基線をゼロ以外にするのは、グラフ全体の省略だとは思いませんか?

何度も申しているように,縦軸の省略が“間違い”だとは思っていません。
縦軸を省略することで印象操作しようとすることがいけないことだとは思っていますが。大事なのは,「印象操作しようとしているのか否か」です。


>百聞は一見に如かず。
グラフ用紙と鉛筆と定規を用意します。
 (中略)
二つの棒グラフを見比べましょう。同じですか??

丁寧な説明,ありがとうございます。
しかし,わざわざ用紙を使って実物を作らなくても2つのグラフの見た目が違うことは簡単にイメージできます。
そもそも,縦軸を省略したグラフAと省略してないグラフBの見た目が同じなどとは1度も言っていません。


>BBQさんはわかりやすくなければグラフの意味は無いとおっしゃっていますが、グラフは表などの数値を視覚化した、もともとわかりやすいものです。それを事実を曲げてまでさらにわかりやすくする必要はありません。それは本末転倒というものです。

「もともとわかりやすいもの」ということは,「わかりやすくない」グラフは意味がないのではないですか?
縦軸を省略したところで,単に途中を省略しただけであって事実を曲げているわけではないのですし。
まぁこれも信念の違いだと思いますので深入りは避けます。


最後に一言。
悪質な報道などはどんどん批判していってください。それと同時に,マスメディアなどはグラフの縦軸を省略することで印象操作しようとすることも主張していってください。それによって人々が「グラフの縦軸は省略されることがあるんだ」と認識し始めますので。
また,「縦軸の省略はダメ」という信念を崩さないのであれば,学術論文などもたまにとりあげてはいかがですか? 縦軸の省略されたグラフをたくさん発見できると思いますよ(内容を理解するには統計の知識が必要になるかもしれません。しかし,統計の知識がなくても,グラフの縦軸が省略されているか否かはわかりますので問題ないかと思います)。
そうしているうちに恐らくまた議論になると思います。グラフを用いることの多い研究者や統計学者,数学者などが最終的に「縦軸の省略を認めない」という結論に至れば,僕も素直にそれに従うことにします。


長々と失礼いたしました。
また,議論に付き合っていただきありがとうございました。

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